2009年02月

2009年2月28日・コンサート-報告

宇根先生と前田先生のコンサートが無事終わりました。。ホールの規約上、超強行(無謀?)スケジュール約30分で準備し、会場でのリハーサルもほとんどできず…(-_-) まあ仕方ありません。そんな中「No Problem」とバシッと決めてくれたお二人と伴奏の田中先生、まさしくプロの所業です。

今回のコンサートは「志木にイベントを作りたい」そして「本格的なクラシックコンサートを志木で開催したい」というコンセプトで、その第一回目として開催させて頂きました。

選曲も春の発表会の講師演奏などと比べ本格的なクラシックコンサートの内容にしたので、聴きに来て頂いた方も初めて聴いた曲が多かったと思いますが、それでもきっと楽しく聴けたのではないかと思います。またとても好評な感想をたくさん頂けました。ありがとうございます。

これはもちろん演奏した宇根先生と前田先生をはじめ、伴奏の田中先生やゲストで弾いた任先生の素晴らしい演奏があったからで、このような素晴らしい演奏はどこでも聴けるものではありませんし、難しい音楽を音楽的かつファンタスティク!!に聴かせるのは並大抵なことではありません。

1曲目は「冥」フルートの無伴奏曲。まるで虚無僧の尺八ような、そんなイメージの曲でしたね。前田先生の演奏の特徴や音色がとても良く生きていました。面白い演奏法なども楽しめたのではないかと思います。ピアソラの2曲はとても盛り上がりました。終了後、今度はリブランコンサートで「タンゴの歴史」の全4曲やろうと話していたので、興味のある方はまた是非聴きに来て下さい。ピアノソロはモーツァルト⇒ベートーヴェンのソナタと、もしかしたら重かったり退屈しないかな~とも思いましたが、とても心地よく、意外にもベートーヴェンは大好評でした。音楽的に難しい曲ですが、素晴らしい演奏によって見事に音楽が構成されていました。。そしてチェロが入った最後の2曲は皆さんが知っている「白鳥」と「リベルタンゴ」、最後の締めくくりとして盛り上がり、とても良い感じになりました。

今回は予想以上の成功だったように思います。ご協力して頂いた方々、またリブランさん、ご来場頂きました方々、どうもありがとうございました。

今度は3月20日に高木先生の出演するリブランコンサートvol.1です(チケットはすでに完売していますが…)。こちらもお楽しみに♪


受験の報告

今年は音高の受験者が4名、そのうち3名は無事に第一希望の学校へ合格しました。とりあえずひと安心です(^^;) もう1人はまだ決まってはいないですが、目指す学校が難しいにも関わらず始めたのが遅かったこともありますし、もしダメだったとしても普通高校に行って音大を目指していくことでしょう。

音高は音大へ行くための手段のひとつであって、音高でも普通高校でも結局は同じ。どちらにしても音楽の道はココからが真剣勝負です。

ちなみに、音楽の付属高校は普通の高校とは違いエスカレーターで上がることはほとんどできません(むしろ落ちる人はかなり多いようです)。付属でない音楽高校ももちろん、能力を上げない限りそれが有利になることは一切ありませんので、たとえ合格したとしても一切油断は禁物です。

それはさておき。

最近、音高・音大を受験したいという生徒さんがさらに増えました。とくに管楽器は増えたような。。フルート・クラリネット・オーボエはピアノや弦楽器に比べて習い始めるのがみんな遅いので、中学生から本気でやれば十分音楽の道を目指せます。とくに最近入学してきた管楽器の生徒さんは、なんとなく将来性を感じさせてくれたので、とても楽しみです。なんとか頑張ってほしいです。

「やるべきことをやる」これを実践するのは難しいことです。しかし、どちらにしても一生やり続けなければいけないことです。「やるべきつらいこと」に負けず前に進んでいきましょう。もちろん、やらなくてもよいつらいこともあるので、きちんと考え判断して下さい。そしてわからないことは遠慮なく相談しましょう。

それと、音楽受験とは離れますが・・・

小6でピアノを辞めずに続けて中学受験をした子がいるのですが、見事、名門中学校に合格しました!! すばらしいクラッカー 受験で辞めた子がどうなったかはわかりませんが、少なくとも、受験でも辞めずに続けた子はこれまで全員必ず受験で成功しています(^_^)v

もちろん、それは絶対ではありませんが…。少なくとも受験で辞めるほとんどのケースの場合、私の目には、より勉強時間が必要で音楽を辞めているようには思えないのです(^^;) 出てくる理由は、成績が上がらないから、学校の友達がそうしているから、そういうものなんじゃないですか?、とか・・。何かあるたびに、環境が変わるたびに、いちいち物事を辞めたり自分を変えていっては何もできないと私は思うのです。だってこの先、どちらにしても大変なこといっぱいありますから。。

きっと「何をすべきか」の判断が難しいということですね。
当たり前ですけど(^^)

ピアノ・宇根美沙惠先生

先日2日に分けての講師会議。とはいっても半分は飲み会ですが…うちの先生達はみんな個性的。お茶目な大先生&おもしろO先生、人が大好き女性も大好きH先生、天然のU先生、スペシャル天然のN先生、酔っ払ってたまに意味不明なことを言い始めるM先生、たまに飲み会で寝ちゃうH先生、スペシャル笑顔のK先生、なごみキャラのO先生、超心配症のI先生、おしゃべり気遣い飲みっぷりNo.1のK先生、しっかりもののM先生、飲み会では静かなW先生、実はボケとおとぼけ行動が目立つT先生、男性ファン急増?の毒舌ツンデレ?(らしい)キャラのU先生・・まあいつも楽しい感じです。


そんなことで、今回はピアノの宇根先生を紹介します。

宇根先生は2005年5月から、なんと!大学生の頃から講師をしているんですね。これは珍しいことで、もちろん今まで最も若くして採用された先生で、大学生ながら講師になったのは唯一。

大学生なのに採用された、ではなく、大学生であったにもかかわらず採用された。これはとても凄いことです。とくにピアノの講師は超激戦ですから(^^;) 採用されただけでなく結果を残すことも簡単なことではありません。

宇根先生は大学3年の時に森音楽事務所の面接に来て、演奏家として採用され、その頃から演奏の仕事を頼んでいましたが、ある時、講師の空きがでたんです。もちろん初めて会った時からいずれは講師としてやってもらいたいな~とは思っていましたけど、まだ大学3年生だし(当時)ちょっと早いかな・・、でも十分できる能力はあるし、やっぱり才能と将来性を考えたら断然ピカイチだし・・、そんなことを考えつつ本人にやる?と聞くと、やります!!

素晴らしいことです(大学4年だと卒試などもひかえているのでいろいろ大変なのですけどね…)。

音楽を仕事とするのであれば、優秀なんていうのは当たり前なんです。宇根先生は経歴も素晴らしいですが、そんな人はけっして珍しくはありません。だから、音楽性も人としても、それ以上のものや独自性を持っていなければ…。

宇根先生の演奏はとても魅惑的(ミワクテキ)です。音楽の世界で、この言葉はそう簡単に使えるものではありません。知的なイメージもありますが、実際はそれが第一ではなく、第一は音色にあり、また基礎能力やセンスの高さがうかがえます。心地よく、独特であり、純粋に音楽なのだなと、そう思えるのはとても大事なことであり難しいことです。その演奏を聴いたあるジャズピアニストは「宇根さんの演奏、イイッすね~」(←Y氏)と言っていましたが、そういった人達(高いレベルで純粋に音楽としてクラシックを聴ける人たち)に好かれるのは、なるほどな~と思います。本人が自身の良さや特徴をよく理解し、進んでいけばさらに飛躍していくのではないかと、勝手に期待しています(^_^)v

2009年2月28日・宇根先生&前田先生のコンサート

ピアノの宇根美沙恵先生とフルートの前田美保先生によるコンサートが開催されます。チケットは森音楽教室(048-475-2339・090-9368-1562)までお問合せ下さい。生徒さんはレッスン時に担当の先生にお申し付け頂いても大丈夫です(生徒割引あり)。またゲスト出演としてチェロの任キョンア先生、フルートのピアノ伴奏として田中聡美先生も出演します。

日時:2月28日(金・祝)19:00開演 18:30開場
場所:志木ふれあいプラザ(志木・丸井8F)
チケット:¥1.500-
出演:宇根美沙惠(Pf)、前田美保(Fl)、田中聡美(Pf伴奏)、任キョンア(Vc・ゲスト出演)

生徒さんでない方も是非お越し下さい。

CD紹介-15♪カラヤン~シベリウス「交響詩集」

もし「感動する曲は?」と聞かれたら。まったく、つまらない質問だな~とか思いつつ、きっと考えてしまう。。 素直に感動という言葉で表すのなら、やっぱりシベリウスでしょう!! シベリウスの音楽はとても感動的なのです。

シベリウス(1865~1957)はフィンランドの作曲家。北欧の代表的な作曲家のひとり。有名なのは7つの交響曲、交響詩、ヴァイオリン協奏曲など。作品はどれも聴きやすく、その音楽は北欧の寒く厳しい自然を感じることができます。

人はとてつもなく大きな自然に接したとき、なぜか感動しますよね。シベリウスの音楽を聴くと、その目の前に浮かぶ北欧の雄大な自然に、きっと感動することでしょう。

シベリウス作曲:交響詩集
・交響詩『エン・サガ、伝説』
・『カレリア』組曲
・交響詩『フィンランディア』
・交響詩『トゥオネラの白鳥』
・『悲しきワルツ』
・交響詩『タピオラ』
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
オーケストラ:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1976,80,81年

トゥオネラは泣けますね~(>_<) あまりの美しさに心が洗われます。。このCDは私が15才くらいの時に買いました(ジャケットのデザインはすっかり変わっていますけど)。シベリウスの代表曲数曲しか入っていませんが、他にも7つの交響曲や「ポヒョラの娘」や「吟遊詩人」など良い曲はたくさんありますので、興味のある方は是非聴いて下さい。

指揮者のカラヤンは、皆さん聞いたことがある方も多いと思います。たぶん最も有名な指揮者のひとりでしょう。カラヤンは造形的な音楽に関して非常に素晴らしいです。他にはドビュッシーなどもオススメ。

シベリウスはカラヤンの他にも、バルビローリ、ベルグルンド、トスカニーニの録音もあります。全ては聴いていませんが、きっとどれも良いと思います。


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